充電池とカメラの基礎知識
(単三型ニッケル水素充電池の場合)
Rev.
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Original : 2000-09-12
Updated : Fri.Dec.03'04



要点: 一言で言えば「マニュアルに記されている事を守る。」 です。

さまざまな(根拠の無い)裏技などが流布しているようですが、基本的に
マニュアルに従って扱う事が最も安全で経済的だと言えます。

1週間先の旅行にデジカメを使うので、出発直前に慌てなくて済むよう
に事前に用意しておくケースを仮定して記します。

1、充電を始めます。以下の2つのケースが考えられます。
  *専用の充電器を使用するケース。
  *充電池をカメラにセットして、AC アダプターを使用して充電する
    ケース。
どちらにしろ、充電完了まで電池を取り出したり途中で充電を止める事
はしないこと。
まだ電池に電力が残っている状態で充電(つぎたし充電)する事は良い
事ではありませんがそれほどナーバスになることはありません。
(しかし、何度もつぎたし充電を繰り返す事はしないで下さい)

2、充電完了した電池はビニール袋などに入れておきます。

3、未使用のカメラには使用済みのアルカリ電池などを入れておきます。
  カメラは Off の状態でも計時回路(*)や設定値の保存のためにわず
かですが電力を使用しています。「わたしのカメラはボタン電池で設定値
を維持するので関係無い」と言われる方があるかも知れません、しかし
ボタン電池は主電池が入っていると主電池の電力を使用するような
回路になっています。通常使用ではボタン電池は1〜2年以上持ちま
すが、主電池を外しておくと1〜3ヶ月で寿命が切れることでわかります。
最近のモデルは小さな(取り外しできない)充電池をカメラ内部に持ち
主電池を外してもしばらくデータを維持できる物もあります。
(NIKON E-900/E950、OLYMPUS E-10 等)
この様なカメラ未使用時のデータ維持目的には使用済みの電池でも
(撮影には役立ちませんが)充分役立ちます。
使用済みの電池は国産品(液漏れしないようパッケージがしっかりして
います)を使用して下さい、間違っても中国製やベトナム製などの電池は
使用しない事、液漏れでカメラに致命的なダメージを受ける恐れがありま
す。この様な障害は誤操作扱いとなり保険や保証は(原則的に無効です)

参考画像 2003 年末に購入したシンガポール製のニッケル水素電池
 で見つかった電池内部の液が吹き出した例です。
内部の液が吹き出した。
これでは他人に推奨できない。

私の実験例を2件紹介します。
A、フル充電後ビニール袋に入れ6ヶ月放置したニッケル水素充電池で
も( カメラは NIKON E-950 )約60枚の撮影が可能でした。
B.フル充電後カメラにセットして未使用のまま2ヶ月間放置。
その後カメラをON しましたが1枚も撮影できませんでした。
( カメラは RICOH DC-3、DC-4、CANON A-5 )

3、旅行出発前に充電済みの電池と入れ替え使用を開始します。
  できれば充電池は2セット用意して交互に使用使用するのがベスト
ですが予備のアルカリ電池などを用意して撮影に臨んでください。
(撮りたい時に撮れないほど残念なことはありません)
液晶ファインダーを使用しないと(たいていのカメラは)撮影枚数が
2倍以上になります。つまりデジカメで最も電力を消費するのは液晶
(正確には液晶裏にある照明部分)です。
ストロボ(フラッシュ)も大電力を消費しますが短時間の消費です。

4、マニュアルなどに記載してある基本的な注意、ショートさせるな、
  逆接続するな、他の電池と混合使用するな、等は守って下さい。
また理論的根拠のない裏技、例えば充電完了後 xx 分以内に再度
充電すると 100% 以上充電できるとか、、、は行わないで下さい。
本当に効果がある方法ならばマニュアルなどに正式に記載されるは
ずです。

5、 時間に余裕があれば、自分のカメラはフル充電した電池で何枚(何
  時間)程度撮影が可能か実験しておくと、本番でも撮影可能枚数の
感覚がつかめるため慌てなくてすみます。
(この実験値は数年後同じテストを行い撮影可能枚数の低下で充電池の
能力の劣化を知ることが出来る貴重なデータとなります)

6、充電池購入時の注意や参考情報は前のページの
  ニッケル水素電池のスタミナテスト や 誕生日の記事を御覧下さい。
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Memo'
(*) 計時回路です、時計回路の誤入力ではありません。

電池が持たない原因で以外と多いのがケアレスミスです。
つまりカメラを使用後パワーオフを忘れてバッグなどにしまうケースです。
多くのデジカメはオートパワーオフ機能、つまり一定時間使用しないと
省エネのためカメラがオフになる機能があります。
再度シャッターボタンの半押しでオンになりますが、(機種によっては
どのボタンを押してもオンになるものもあります。)バッグの中で
振動などでオンになりまた一定時間後オフになる動作を繰り返し
使いたいときまでに電池が消耗してしまうケースがとても多い様です。



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