| 野鳥 モズ 観察報告 2004 年 初夏. |
Rev. 3 |
Original :Tue.May.25'04 Updated :Sun.Jan.09'05 |
2004-05-25 Tue. いつもの様にバイクを道路脇に止め観察機材を背負って農道を進み農 機具小屋を過ぎた私は目を疑った。 たわわに実ったえんどう豆畑が消え ていたのだ。 と同時に畑の柵から飛翔して消えた小さな影が見えた。 ![]() 2004-05-25 05:25:25 「このえんどう豆は、さや付きで食べるのでなく、実が実ってから収穫す るんだ。」 と聞いていた私は観察中のえんどう豆ファミリーが巣立つまで 大丈夫だと考えていたのだが、今朝の畑には柵が残っているだけだった。 あわてて駆けより捨てられたえんどう豆の茎の残骸(上画像中左端の 赤いサークル)をかき分け巣を探したが見つからない。気を取りなおし周囲 を見まわし柵の下にうち捨てられたファミリーの巣を見つけた。(上画像中 央部の赤いサークル) 2004-05-25 05:30:12 予想どうり卵などは残っていない。もし卵が残されていてもカラスやイタ チが黙って放置しておく事はないだろう。 2004-05-25 05:32:54 ポケットから物差しをとり出しサイズを測ってみた。D=70mm、φ=80mm 程度だ。予想どうり外装はビニール紐などの新建材、内装は草木の繊維 等の天然材、そしてどこで入手したのだろう綿も使用されている。 私が畑へ接近した時飛び去ったのは営巣していたペアのかたわれだろ うか・・。 いつも彼らを撮影していた10mほど離れた場所でしばらく様子 を見てみた。 2004-05-25 05:46:11 約15分後オスが柵に止まった。画像右端の竹を縛っている青いビニール 紐は私が撮影の時葉陰の巣を見つけるガイドにしていた物だ。彼は巣が 有った位置からほぼ50cm の位置で鎮魂の唄でも唄っているのだろうか。 2004-05-25 06:45:14 1時間後40mほど離れた柿の木の枝にメスを見つけることができた。 2004-05-25 07:03:06 その後彼女はえんどう豆畑の近くの杭までやって来たがそれ以上畑に は接近しなかった。 午後もフィールドに出く時間ができたので出向いたが、畑に人影を見つ け声を掛けてみた。畑のオーナーの奥さんで先日の大雨で豆の茎がくず れたので処分したとの事だった。5個の卵は巣と共に地表に置いたそう だがほぼ半日で空になっていたとの事だった。 さらにショックだったのは、別の畑でも巣を処分したそうで、「地蔵さんが ある畑ですか?」、「はいそうです、ご存じだったのですか」、「・・・・・。」 私が”さくらファミリー”と仮称していたペアの卵は3個だった事をここで 知らされた。 ・・・・・・・・・・・・ 自然界で生きて行く事は厳しい事だと知っているつもりだが、改めて知 らされた思いだ。 この2組のペアは再度抱卵を始めるだろう。彼らは我々が想像する以上 にタフな精神と体力を持っていると信じたい。 |
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